誕生日を迎えました|Beatbox Lab. 代表ZU-nAのコラム
今年も誕生日を迎えました。
たくさんのメッセージ、ありがとうございます。
去年3月、コロナウィルスが本格的に拡大し始めてからの一年、去年のこの頃はGWとかもうそんなん関係なく、てんやわんやでしたよね。笑
今年は皆さんいかがですか?
去年よりは余裕があるGWを過ごせていらっしゃいますか?
去年の誕生日から、コロナ禍のこの一年間、身の回りの事に対して私になりに今までより一層深く考えるようになりました。
まず、今私がやっている事について。私の仕事の話をしますね。
いま私がやっていることを伝わりやすく言うと、レッスンです。
そのレッスンですが、コロナ禍で、対面レッスンはほぼなくなりました。
ビートボックスは、ご想像の通り、飛沫が当たり前の表現技法ですから、対面では他の習い事と比べると感染リスクが非常に高いと考えています。
対面でレッスンが行えないこと、加えてオンラインでのレッスンに対する様々な懸念から、キッズクラスの会員数はこの1年間で20名近く減少しました。
ビートボックスラボは2016年近くからオンラインでのレッスンを提供しておりますので、レッスンノウハウはある程度整っている状態でのご案内でしたが、あまりの勢いでの環境変化についていけない方が多かったように感じます。
ただ、そんな中でも継続してレッスンを受けてくださり、楽しんでくださっている皆様には本当に感謝してもしきれません。
私のような経営主・事業主ですと、売上がダイレクトに生活や経営に反映されますから、会社員時代と比べて感謝の気持ちはとても強いものがあります。
この1年間で改めて感じたんです。
レッスンを引き続きご受講いただいている皆様は、私に何かしらの形で期待してくださっているのだと。
この人なら、コロナ禍でも楽しい時間をつくってくれるんじゃないか。
目標に辿り着くサポートを諦めずし続けてくれるんじゃないか。
つまり、レッスンでいただくお金はその期待の現れであり、私に投資してくださっているんだと感じております。
そう思ってから、私は私の仕事の意味や価値をより深く考えるようになりました。
皆さんのご期待に応えるよう活動していきたいと、今までより強く思うようにもなりました。
さらに、頂いたお金をどこにどう使うかも考えるようになりました。
先日、キッズのオンラインバトルを開催させて頂きましたが、その運営資金も皆様から頂いた売上金が元となっております。
さらに、講師としてラボに協力してくれているビートボクサー達がレッスンしてくれた売上も、ラボのイベントや様々な企画の運営資金とさせて頂いております。
この事実は私にとってはとても重要で嬉しい事でして、ビートボックスの業界の中で人やお金がまわる仕組みが段々と作れてきているということなんです。
業界として大きくなっていくためにも、業界内でお金が回っていき、関わってくださる皆さんが幸せになっていく環境を整備することは喫緊の課題であり、それが6年目にしてやっとこさ、という感じでございます。
まだまだ皆様が求めていらっしゃるレベルには達していないかもしれません。
ですが、ぜひこれからもご期待頂ければと思います。
私がステージに立っている姿を見たい、パフォーマンスを見たいという言葉も多くいただきます。とても嬉しいです。
ですが「輝き方というのは、いくつあってもいい。」というのを体現したいという思いがあります。
ステージ上で輝く人
ステージ裏で輝く人
つまり、適材適所なわけです。
一般的に輝きが分かりやすく見えるのは、ステージに立っていたり、メディアに出ていたりする人ですよね。
私もステージに立ちたいなと思うことはあります。根は人前に出ることが好きな人間ですから。
でもそれ以上に、今は、これからビートボックスに興味を持つで人が、いまビートボックスに興味を持ってくれている人が、より楽しくビートボックスと関わり続けたいと思える環境をつくりたい。
その思いが強いんです。
そのため、最近は私自身の露出も少なくなり、応援してくださっている皆さんも、あいつは何をしてるんだ、って感じだと思います。笑
(あの人はいま、的な笑)
この役回りは、日の目を見ることが少ない。
キャーキャー言われることがまずない。
でも、そんな見られ方を変えていきたいという思いがあるんです。
野球で最近よく言われている所の、中継ぎピッチャーみたいなイメージですね。
絶対に必要なポジションなのですが、いまいち価値を理解してもらいづらい。
でも、今はそう思われても仕方ないかな、と。
私は、これからビートボックスに興味を持つ人にとって、いま私がやっていることが必要だと、自信を持って言えます。
種まきから芽が出るのにはまだ少し時間がかかりそうですし、目が出たとしても我々のような役回りがキャーキャー言われることはない。
もう一度言うと、それでいいんです。
これから出てくるであろう若いプレイヤー達がより脚光を浴び、ビートボックスに興味を持ってくれる人が増えることが、私の真の願いです。
適材適所なんです。
みんなが先発ピッチャー目指してたら勝てないんです。中継ぎも抑えもいなきゃいけないし、コーチもスタッフも球団職員もいなきゃいけない。
いろんな属性の人がいて団結するからこそ、みんながみんなの場所で輝けるんです。
だから、輝き方はたくさんあっていいはずなんですね。
バトルで勝つこと
YouTubeで人気になること
大きなステージに立つこと
もちろんそれらも素晴らしい事なのですが、それだけじゃ、その世界は面白くない、あまりに狭すぎると私は思うんですね。
輝き方は人それぞれで、認め合って尊敬しあって進んでいければ、その世界は素晴らしいのではないかなと思います。
私としては、ステージに立つ事も表現の一つですが、レッスンさせていただくこともその一つ。
レッスンのあの場が、私にとっては毎回ステージで、自分がより輝くことができる場だと思っています。
わかりやすい部分だけが輝いているように見える世界ですが、私は今の「ステージ」にもやりがいを強く感じています。
関わる皆様に感謝をお伝えするとともに、より良い未来を皆さんと一緒につくっていければと思います。
ぜひ今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げますとともに、ビートボックスラボを引き続きご愛顧頂きますようお願い申し上げます。
皆様あってのラボ、皆様あっての私、でございます。